私はキャラバンマルチベッド仕様で車中泊やDIYを趣味としています。
キャラバンマルチベッド仕様はディーラーで購入可能な簡易キャンパー。
8ナンバーキャンピングカーとは違い、簡易キャンパーなので4ナンバー商用車。
床張りとベッドキットのみが標準装備されたシンプルな仕様。
当然、不完全な部分も多く、DIYが必要になります。
今回のテーマは、そんなベッドキット部分をDIYし、利便性を上げたいと考えています。
「キャラバンに乗ったらユーティリティナットを使い、ハンガーロッドDIYは必須!」
なぜなら車中泊や休憩時にハンガーロッドを使い、ハンガーで洋服をかけたりランタンをぶら下げたり、間仕切りカーテンを付けることもできるからです。
ハンガーロッドがあれば、両端にネットを引っかけて、寝袋を収納してみたり様々なことに応用が可能。
「あると絶対便利です。」
この記事を読むイレクターパイプを使ったDIYの知識が深まり、ご自分でDIYできるようになります。

イレクターハンガーロッドDIY
今回はNV350キャラバンマルチベット仕様に、イレクターパイプを使ったDIYを紹介します。
キャラバンには、標準でM6ナットサイズのユーティリティナットというM6ナット用の穴が標準で開いています。
そこにカバーが付いていますが外すと・・・

M6ナットの穴が現れます。
- 両端天井部分に片側8ヵ所
- 窓下部分両端に片側4ヵ所
つまり24個も、ユーティリティナットが付いているのです。
更にはタイヤ付近には、ラゲッジフックが片側2ヵ所も取付できるようになっているのです!

今回はそのユーティリティナットを利用し矢崎イレクターパイプを使い
ハンガーロッドを取付DIYし、間仕切りカーテンも取付しました。
ハンガーロッドに関しましては、ロッドホルダーやインナールーフバーという名称でも純正品があります。
キャラバンマルチベッド仕様の荷室オプション | 税込み価格(円) |
N14サイドマルチパイプラック(左右)1200mm | 26,400 |
N22ツインアタッチメント ロッドホルダー(ボード&釣竿) | 83,600 |
N23ボードアタッチメント(サーフボード) | 75,900 |
N24ロッドアタッチメント(釣竿) | 75,900 |
でも高いんです。
純正品は83,600円と高価です!
『だったら自分で作ってみましょう』
イレクターパイプの下準備
1500mmイレクターパイプを4本準備し、カットしていきます。
長さは縦方向用に1300mm
横幅用に1320mmで各2本ずつカットします。

2000mmと個人宅配送不可だったりしますが
1500mmなら配送してもらえます。
カットについては、細かい寸法計測が面倒なら4本全部1300mmもOKですよ!
純正品は1200mmですから、それでも10cm長くなります。

パイプはカットしたままだと見た目も悪いしバリが出てるため、当たるとケガすると危ないので、先端ジョイントを付けて見た目を良くします。
端末ジョイントは先端のキャップでJ-49という品番です。

これを1300mmにカットしたイレクターパイプに、各両端に計4個取り付けます。
続いて横幅用の方もキャップを付けます。
前後方向分は、このキャップを付けたら完了で、パイプ径より太いので抜け防止になります。
1320mmにカットした方にJ-110Aの端末ジョイントをこちらも各両端に4個使用します。

J-110Aの方はパイプの内側に入れるので、必ず取りましょう。
内側のバリ取りをすると、つっかえずに綺麗に入ります。
この先端ジョイントは、キャップをしてもパイプと同じ径になるのでクランプの邪魔になりません。
つまり、出っ張りもないの、でカーテンを付ける際は、ギリギリのところまでパイプを設置できるのです。
パイプアタッチメントの取付
ユーティリティナットに取り付けるには、「イレクターパイプアタッチメント」は絶対必要です。
材質はこちらの金属製がおススメです。
プラスチック製もあったりしますが、車内が高温となり熱で変形したり色々なものを付けたりぶら下げる前提であれば、強度が足りません。
あまり重いものを下げたりする前提が無ければ、プラスチック製でも問題ありませんし、数を減らして3個ずつでも良いと思います。
私の場合、いろいろな物を後付けする予定だったので、強度を重視し天井部分に各6個、左右合わせて12ケ所イレクタージョイントを取付しました。
取付は元々のユーティリティナット部を使い、写真の様にパイプ取り付けアタッチメントを装着しました。
下準備は完了です。

このイレクターパイプアタッチメントは矢崎でも出してませんしホームセンター等で販売しておりません。
自分で作成するかネットでの購入のどちらかとなります。
私はネットでの購入をおススメします。
このイレクターパイプアタッチメントは熱変形しない金属製なので安心。
今後のことを考え、下のユーティリティナットも使い、そちらにもパイプを付ける前提でパイプアタッチメントは全部で18個購入しました。
(イレクターパイプアタッチメントは、全部で上は12個下は6個使用)
イレクターパイプの取付
イレクターパイプの取付方法は、インターネットで購入した矢崎H1-Jのジョイントを使い、パイプ取付アタッチメントに挟みながら先ほどカットした1300mmの長パイプと一緒に締め付けます。

こちらはホームセンター等でも購入可能です。

片側6カ所、両側で計12カ所に、HJ-1イレクタージョイントを使用しました。
間仕切りカーテンの作成
続いて荷室部分の個室化として、間仕切り用センターカーテンの作成です。
横方向のパイプは、あまり天井部分が低くならないようクロスジョイントを使い、パイプを一つ上に上げて取りつけます。

横方向へのルーフバーの取付は、J-13Bクロスジョイントアタッチメントを4個使いイレクターパイプを、縦方向から横に付けて変えて四角くく囲います。

クロスジョイントに、間仕切り用1320mmの長パイプを取り付けます。
カーテン用の取付リングは
先に入れておきましょう。

色はホワイト片面だけで8個必要で、10個入りなので2パック必要となります。
リヤゲート側も同様にパイプ取付し囲います。
カーテン取付後の感想
パイプ部にリングを付けた部分に、間仕切り用の家庭用遮光カーテンを取り付け完成です。

これで一気に個室感が増します。

この個室感がいいですよね
子供も「次はいつキャンプ行けるの?」
テンション上がっている様子です。
キャラバンマルチベット仕様は、簡易キャンパーなので装備はそこまで多くありません。
不足しているところを必要に応じ、自分好みに追加して仕上げていく楽しみがあります。
今後も私自身ガッツリなキャンピングカーは、求めてませんのでユルく仕上げていきたいと思います。
一つ快適になったので、また次の車中泊が楽しみですね。
カーテン寸法につきましては、1000mm×1050mmでも大丈夫ですが1000mm×1350mmの遮光カーテンがおススメです。
長さ1350mmでは椅子の下までカーテンが来ます。
カーテンを椅子の所までにしたい場合は、1000mm×1050mmでどうぞ!
用意した部材
最後に今回使用した矢崎部品
品 名 | 規 格 | 個数 | 内 容 |
イレクターパイプ | 1500 | 4 | 1300mm×2本と1320mm×2本にカット |
先端キャップ | J-49 | 4 | 1300mmパイプに被せるアウターキャップ |
穴用キャップ | J-110A | 4 | 1320mmパイプ穴に入れるインナーキャップ |
ジョイント | HJ-1 | 12 | ユーティリティナットからのパイプと長パイプのジョイント |
クロスジョイント | J-13B | 4 | パイプ同士のクランプ |
社外品 | アルミ製 | 12 | イレクターパイプアタッチメント |
イレクターのパイプ径は28mmを使用します。
イレクターパイプを使ったDIYは
割と手軽にできますので
初心者のあなたにもおススメです。
あなたもキャラバンでイレクターパイプを使い
楽しいバンライフ車中泊DIYを体験してみませんか?
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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