E26キャラバン「ガソリンエンジンAT車」の純正バッテリーサイズは【80D23L-HR】です。
バッテリー交換はきちんと手順を踏めば、それほど難しい作業ではありません。
DIYが趣味な方なら、ご自分でバッテリー交換できますよ!
バッテリーはネット購入がお得です。
この記事を読むことによってキャラバンのバッテリーサイズと知識、バッテリー交換の方法が分かります!
最近では、アイドリングストップ車用専用バッテリーが存在しますが、E26キャラバンではアイドリングストップ非搭載ですが「充電制御車」となっており、このため専用のバッテリーが必要となります。
充電制御車とは
一昔前の自動車はオルタネーターで発電し、バッテリーへは常時充電を行っておりましたが
近年の自動車では制御が加わり、バッテリーが一定以上減ると充電し、それ以外は充電を止めてオルタネーターの負担等を減らし燃費を良くする制御をしています。
最近ではCO₂排出量削減の基準燃費達成車の自動車に、採用されています。
しかしながらこういった制御の繰り返しは、鉛電池の特性上では常時満充電が理想なのでバッテリーの負担が大きくなります。
このため充電制御車であれば、充電制御車用バッテリーを使用することをおススメします。
型式の見方
バッテリーの型式は【JIS規格】に基づいてます。
キャラバンガソリン車のバッテリーを例にすると
80D23L-HR
- 80:性能ランクを示し数値が大きい程、性能が上がります。
- D:バッテリー短側面のサイズ(Dは173mm×204mmの規格)
- 23:バッテリーの寸法
- L:プラスとマイナス端子の極性位置
1 の補足として50以下では2刻み、50以上では5刻みの表示になります。
2 の補足として短側面サイズの規格表
記号 | 幅 | 箱高さ |
A | 127 | 162 |
B | 129 | 203 |
D | 173 | 204 |
E | 176 | 213 |
F | 182 | 213 |
G | 222 | 213 |
H | 278 | 220 |
3 の補足資料として23という数字はcmを表し、23cmの長さになります。
4 の補足資料としてLとRの表記は、バッテリーのプラス側の短側面から見て
+(プラス)端子が左側にある時が「L」表記
-(マイナス)端子が右側にある時が「R」表記
HRは高性能バッテリーの意味で「充電制御車バッテリー」
となります。
自分で交換するメリット
ネット購入であれば、バッテリー交換は自分で行います。
つまり、交換費用は掛かりません。
そこが最大のメリットです。
そして、ネット購入の方がディーラーやカー用品店に比べ遥かに割安です。
交換もそれほど難しくはありません。
しかし自信のない方は、やはり専門業者に依頼した方が無難です。
バッテリー適合サイズ
エンジン種類 | エンジン | バッテリー |
2000ccガソリンA/T | QR20DE | 80D23L |
2000ccガソリンM/T | QR20DE | 80B24L |
2500ccガソリン | QR25DE | 80D23L |
2500ccディーゼル | YD25DDTi | 115D26L |
2400ccディーゼル | 4N16 | 110D26L |
ガソリン2000ccのA/T車であれば【80D23L】ですが、ディーゼルエンジン車では異なります。
ディーゼルエンジンYD25DDTiのバッテリーサイズは【115D26L】です。
三菱エンジンの新型ディーゼル車、4N16のバッテリーサイズは【110D26L】
となっておりますが、26Lというバッテリー寸法が一緒なので、新型も旧型も互換性アリですね!
115Dであれば性能も上なのでおススメです。
NV350キャラバンのバッテリー交換方法
エンジンフードの開け方
キャラバンのバッテリーは、助手席側エンジンフードを開けた場所にあります。

では助手席側に回り、エンジンフードを開けましょう。

2か所のロックを外します。
助手席を倒しハンドルレバーを持ち上げ

シートベルト下に設置してあるフックに掛けます。
エンジンフードが開きます。

バッテリーが見えましたね!
バッテリーは右側のマイナス端子から外します。

付ける時はプラスからが基本です。
マイナスにはLとRとが有るので
購入時に間違えないようにしてください
配線の取り回しの都合上
長さが足りなくなり取付できなくなります。
例えばNV350キャラバンQR20DEガソリンエンジンだと
80D23Lとなり
75D23Lと95D23Lどちらでも使用できます。
数字が高い方が性能が良いので、ナビやドラレコなどの電装系が追加された最近のクルマでは、性能ランクが高い95D23Lがおススメです。
バッテリーグレードアップについてはこちらの記事で紹介しています
この最後の記号Lが重要です。
赤い方が+(プラス)

バッテリー+(プラス)端子側からみてL(左側)になります。
Rはこの逆で+(プラス)端子側からみてR(右側)になります。
キャラバンのハンドル下にはOBD2の接続端子があります。

アイドリングストップの付いていないキャラバンでも、データがリセットされない様OBD2を使ったバッテリー交換を推奨します。

バッテリー交換おさらい
OBD2コネクターについての詳しい説明は、こちらの別記事でご紹介しています。
OBD2にバックアップ接続後
↓
助手席を開けエンジンルームを開きます。
↓
真ん中のステーを取り外しておきます
↓
マイナスの端子を外す
↓
プラスの端子を外す
↓
バッテリー取り外し新品交換する
↓
バッテリープラス端子を付ける
↓
バッテリーマイナス端子を付ける
↓
エンジンをかけてみてかかれば完了です。
注意点としては
工具も10mmのメガネレンチが有れば十分
ですがプラス端子を付ける時にメガネレンチ
を締めながらボディに触れないように
注意して下さい。
(通電してしまい危険です)
OBD2メモリーバックアップは、予備バッテリーが無いことも多いですよね!
乾電池に対応したタイプもセットのこちらの商品も、手軽でおススメ!
9Vの乾電池を使用しバックアップを電源を取ります。
まとめ
メンテナンスフリーバッテリーはメンテが楽です。
バッテリーの電気は2つの電極
希硫酸と鉛の化学反応で出来ています。
昔はバッテリー液を常時チェックして
減っているようであれば
バッテリー補充液で補充をしていました。
電極の経年劣化や度重なる補充で
バッテリーの比重(濃度)が下がってくると
交換時期となります。
昔は比重計を使って確認し新品だと1.28以上
あり1.25までは許容範囲で1.24以下になると
劣化と判断し交換時期となりました。
比重とは水とバッテリー液の重さの相対比であり
1.25とは水の1.25倍の重さという事になります。
メンテナンスフリーバッテリーでは
その様なチェックはしない前提なので
基本的に2年または4万キロを目安に
交換していくのが間違いないと思います。
急に上がってしまっても困りますしね!
NV350キャラバンはアイドリングストップ
機構もないので時計がズレてしまう程度です。
しかしドラレコやナビ等いろいろな電子機器が接続されているのであれば、全てがリセットされては後々面倒なので、OBD2を使いメモリーバックアップを取ると良いでしょう。
バッテリー交換のDIYは
ご自身でも割と簡単に交換出来る作業ですので
是非参考にしてDIYしてみてください。
ご拝読ありがとうございました。
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