私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様。
日産のディーラーで購入可能な簡易キャンパー。
このキャラバンを使い、車中泊での旅やDIYを趣味としています。
先日、愛車キャラバンを車検の事前見積もりでディーラーに立ち寄ったある日。
待ち時間のあいだ、外に展示されていたキャラバンの写真を何気なく撮っていると、ひとりの男性から声をかけられました。

「キャラバン乗られてるんですか?」
聞けば、その方は車中泊好きのデリカD:5オーナー。
そこから始まった30分ほどの立ち話は、営業トークよりもずっと濃い“リアルな車中泊談義”になったのです。
展示車をきっかけに始まった会話
その日展示されていたのは、話題の「AWIN(エーウィン)」エアロ仕様のモデル。

AWIN(エーウィン)エアロの金額
| 品名 | 金額 |
| フロントバンパー | 88,000 |
| サイドステップ | 104,500 |
| リアバンパー | 71,500 |
| フェンダーアーチ | 132,000 |
| ルーフスポイラー | 66,000 |
| フルセット | 462,000 |
そしてショールームで店員に勧められた仕様は 日産 キャラバン マイルーム。
木目調インテリア、専用ベッドキット、落ち着いた内装。

いかにも“完成された車中泊仕様”といった佇まい。
しかしカタログのみで現車がない・・・
そして店員と話した後に外に見えたキャラバンと私を見て出てきたそう。
「これ、いいですよね。でも700万円はちょっと高いですよね?」
「キャラバンマイルームのカタログを見せながら」
彼はそう言いながら、私にいくつも質問を投げてきました。
- 実際キャラバンってどうですか?
- キャラバンマイルームを見たことはありますか?
- デリカと比べて広さはどうですか?
- 車中泊するならやっぱりバンですか?
- ディーゼルの走りは?
現役オーナーだとわかると、質問は止まりません。
キャラバンマイルームは、ジャパンキャンピングカーショーで実車を見てきたので知っていいました。
キャラバンマールームとキャラバンマルチベッド仕様の比較記事はこちら
跳ね上げベッド仕様と折り畳みベッド仕様の存在があることを伝え
気になるキャラバンマイルームの断熱は、それまではありませんでしたが2025年12月15日の一部改良によってボディにアルミ断熱板、ルーフにアルミ断熱板とウレタン加工が施されるようになった話をしました。
更に
デリカD:5ではディーゼルエンジンなのでキャラバンもディーゼルエンジンを希望しているとのこと
「実はエンジン、同じなんですよ」
話の流れで、私はこう伝えました。

「ちなみに、デリカD:5のディーゼルとキャラバンのディーゼル、エンジンは同じ4N16ですよ。」
(厳密にはデリカは4N14、4N15の同系列エンジン)
彼は一瞬、驚いた表情に。
「え?本当ですか?」
そう、
三菱 デリカD:5(ディーゼル)と
日産 キャラバン(ディーゼル)は、どちらも三菱製クリーンディーゼル“4N16”を搭載しています。
・低回転から太いトルク
・アウトドア向きの粘り強さ
・長距離移動でも安定した燃費
「ディーラーの人より詳しいですね…」
| キャラバンエンジン | エンジン型式 | 排気量 | 最大出力 | 最大トルク |
| 2.0Lガソリンエンジン | QR20DE | 1.998L | 130PS | 178Nm |
| 2.5Lガソリンエンジン | QR25DE | 2.439L | 147PS | 213Nm |
| 2.4Lディーゼルエンジン | 4N16 | 2.488L | 132PS | 370Nm |
ディーゼルエンジンはトルクが圧倒的。
キャラバンマイルームのベース車はナローボディのため、QR20DEガソリンエンジン4N16ディーゼルエンジンの設定のみで、QR25DEエンジンの搭載はありません。

そんな言葉をもらいながら、話題は自然と“車中泊の居住性”へ移っていきました。
デリカD:5の魅力は間違いない
誤解のないように言えば、デリカD:5は素晴らしいクルマです。
- 走破性の高さ
- 乗用車的な快適性
- 家族利用との両立
- 日常使いの万能感
ミニバンでありながら悪路にも強い。

これは大きな魅力です。
しかし彼は、こうも言いました。
「でも、正直ちょっと狭いんですよね…」
キャラバンの“居住性”という決定打
キャラバンの最大の武器は、商用バン設計による空間効率です。
- 天井高がある
- 荷室長が長い
- 横になっても圧迫感が少ない
- ベッドキットとの相性が抜群
- 最大で3050mmの居住空間
私は自分の仕様を伝えました。
「マイルームほど豪華じゃないし断熱処理もないですけど、マルチベッド仕様で十分快適ですよ。」

キャラバンマルチベッド仕様は
豪華な造作家具はありません。
間接照明も特別な内装もありません。
断熱処理もされていません。
ですが
- フルフラットで寝られる
- 荷物が大量に積める
- ポータブル電源で家電も使える
- 必要なものは後付けできる
“そのくらいの装備で十分”なのです。
店員はマイルームを勧めたらしい
彼の話では、ディーラーではマイルームを強く勧められたそうです。
確かに完成度は高い。
内装も美しく、世界観もある。

しかし価格は決して安くない。
「この予算ならキャンピングカーも買える値段・・・」
「そこまでの予算は考えていなくて・・・」
彼はそう言いました。
そこで私は伝えました。
「最初から全部揃っている必要はないと思いますよ。」
キャラバンは“完成品を買う趣味”ではなく、“あくまでベース車として自分仕様に育てていく楽しみ”でもあるクルマだからです。
何なら「キャラバンは社外パーツも豊富でベッドキットも沢山出回っているので、何もないバンをベースに一から作っていく方法もありますよ」と、伝えました。
彼は
「それもアリかも・・・」
車中泊ベース車に本当に必要なもの
冷静に整理してみましょう。
必須
- フルフラットで寝られる
- 十分な室内高
- 電源確保
あれば快適
- 断熱
- 簡易収納
- LED照明
なくても困らない
- 高級家具調内装
- 常設大型サブバッテリー
- 豪華装飾
私の結論は明確です。
「ベッド+空間+電源」さえあれば成立する。

それ以上は、好みの世界です。
彼の一言が象徴的だった
会話の最後、彼はこう言いました。
「知らないことが知れて良かったです」
「正直、ノーマルのバンベースにベッドキットもアリですね。」
そして少し考えながら私も
「そうですね。」
彼は続けて言いました。
「イレクターパイプでベッドを自作してもいいかも」
「ベッドを低くして天井部分を高くとる」
この言葉が、すべてを表していて、その目は輝いていました。
キャラバンは“余白”があるクルマ
・マイルームは完成形。
・マルチベッドはベース形。
・何なら、何もないバンをベースにしても良いでしょう。

どれが正解ではありません。
しかし、余白があるほうが
- カスタムの楽しみがある
- 予算配分を調整できる
- 使い方を自由に設計できる
というメリットがあります。
車中泊は“贅沢装備”よりも“使い方との相性”が重要です。
デリカか?キャラバンか?
一番知りたい比較表
| 項目 | キャラバン | デリカD:5 |
| 居住空間 | 圧倒的 | 普通 |
| 走破性 | △ | ◎ |
| 取り回し | △ | ◎ |
| 車中泊適性 | ◎ | ○ |
| ファミリー向け | ○ | ◎ |
最後に整理します。
デリカD:5が向く人
- 家族利用メイン
- 普段使い重視
- 走破性重視
キャラバンが向く人
- 車中泊ベースを求める
- 居住性優先
- 空間を自由に使いたい
エンジンは同じ4N16。

トルクフルな走りの本質は大きく変わりません。
違うのは“空間設計思想”です。
結論:「そのくらいで十分」
豪華仕様を否定するつもりはありません。
ですが、
- 毎週長期滞在するわけではない
- キャンピングカーまでは不要
- でもちゃんと寝たい
そう考えるなら、マルチベッド程度の装備が最適解になることは多いのです。

ディーラーでの何気ない出会いが、改めてそれを教えてくれました。
クルマはスペックで選ぶものではなく「どう過ごしたいか」で選ぶもの。
そして私の答えは、今も変わりません。
キャラバンは豪華な内装は不要、あの居住性で“床張りとベッドキットという装備だけで十分”。
それが、現役オーナーとしての率直な結論です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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