私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様。
メーカー純正の簡易キャンパーです。
今回は、私が最近気になっているキャラバンマイルームについて、検証させていただきます。
キャラバンマイルーム(MYROOM Launch edition)「ローンチエディション」は2024年夏に発売予定
- 2トーンカラーは特別仕様車で2023年12月末まで受付け
- モノトーンは2024年1月末まで予約注文を受付け。
ウェブ上やキャンピングカー雑誌ではかなり騒がれておりますが、一般的なディーラーではどうでしょう?
カタログ等があるのか、直接日産ディーラーに確認してまいりました。
2023年11月25日に日産のディーラーで話を聞いてきたので、その時点での情報となりますことをご了承ください。
この記事を読むことによって、キャラバンマイルームについての理解が深まります。
キャラバンマルチベッド仕様とキャラバンマイルーム仕様で、悩んでいる方には必見の内容となっております。
キャラバンマイルームの価格は?
キャラバンマイルーム「ローンチエディション」の新車価格表
グレード | 価格(円) |
キャラバンマイルーム折り畳みベッド仕様2Lガソリン2WD | 5,958,700 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様2Lガソリン2WD | 6,134,700 |
キャラバンマイルーム折り畳みベッド仕様ディーゼル2WD | 6,626,400 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様ディーゼル2WD | 6,802,400 |
キャラバンマイルーム折り畳みベッド仕様ディーゼル4WD | 6,964,100 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様ディーゼル4WD | 7,140,100 |
2024年夏発売予定
ベース車両にグランドプレミアムGXを使用した豪華な簡易キャンパー。
4ナンバー商用車登録の5人乗り仕様となります。
最大積載量は折り畳みベッド仕様と、跳ね上げベッド仕様で異なりますが、750kg程度となる様子。
(キャラバンマルチベッド仕様は1000kg)
最大積載量が減らされている=架装が重たい
つまり、それだけ架装が豪華ということ。
予約状況について
キャラバンマイルームの予約状況について、2023年11月25日に実際にディーラーへ行きカタログや予約状況を確認したところ・・・
日産ディーラー営業マンの回答
「2023年11月末でキャラバンマイルームの予約はゼロです。」
「カタログは無いのでインターネットで確認してください」
「注文もそこからできますよ」
私
「・・・」
少なくともディーラーでの宣伝活動は、していないように思えました。
新車カタログに一緒に挟めば宣伝になるのでしょうけど、そのようなことはしていないそうです。
現在、キャラバンマイルームは、本当に欲しい人だけしか探せないような状況です。
「チラシ効果も大きいのに・・・」
と思ってしまう自分が居ました。
ベース車両との価格差比較
ベース車両の新車価格表
グレード | 価格(円) |
グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD 5人乗り | 3,331,900 |
グランドプレミアムGX ディーゼル2WD 5人乗り | 3,999,600 |
グランドプレミアムGX ディーゼル4WD 5人乗り | 4,302,100 |
キャラバンマイルームのベース車両は、キャラバンの中でも最上級グレードと言われる「グランドプレミアムGX」をベースとしています。
オートエアコンや本革巻きステアリング、LEDヘッドライトなどが標準装備。
グランドプレミアムGXベース車両との価格差比較
グレード | 価格(円) |
グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD 5人乗り | 3,331,900 |
キャラバンマイルーム折り畳みベッド仕様2Lガソリン2WD | 5,958,700 |
差額 | ▲ 2,626,800 |
キャラバンマイルーム折り畳みベッド2Lガソリン2WD仕様は、グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD 5人乗りをベースにしているため架装部分の価格は、およそ262万円となります
グランドプレミアムGXベース車両との価格差比較
グレード | 価格(円) |
グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD 5人乗り | 3,331,900 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様2Lガソリン2WD | 6,134,700 |
差額 | ▲ 2,802,800 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド2Lガソリン2WD仕様は、グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD 5人乗りをベースにしているため架装部分の価格は、およそ280万円となります。
グランドプレミアムGXベース車両との価格差比較
グレード | 価格(円) |
グランドプレミアムGX ディーゼル4WD 5人乗り | 4,302,100 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様ディーゼル4WD | 7,140,100 |
差額 | ▲ 2,838,000 |
最上級クラスのキャラバンマイルーム跳ね上げベッドディーゼル4WD仕様を
グランドプレミアム GXテディーゼル 4WD 5人乗り をベースで比較しても架装部分の価格は、およそ283万円と、似た様な価格差なります。
キャラバンマイルームの装備について
グランドプレミアムGXとキャラバンマイルームの装備比較
グレード | GPGX | マイルーム |
UVカットガラス | ○ | ○ |
LEDヘッドランプ | ○ | ○ |
リモコン格納式ドアミラー | ○ | ○ |
アラウンドビューモニター | ○ | ○ |
本革ステアリング | ○ | ○ |
インテリジェントキー | ○ | ○ |
4スピーカー | ○ | ○ |
オートエアコン | ○ | ○ |
リアヒーター | ○ | ○ |
停車時換気システム | × | ○ |
助手席シートスライド | ○ | ○ |
ヘッドレスト分割調整式シート | ○ | ○ |
2in1シート(セカンドシート) | × | ○ |
セカンドシートスライド | × | ○ |
5:5分割式セカンドシート | ○ | × |
車内カーテン | △ | ○ |
ウッドブラインド | × | ○ |
ロールスクリーン | × | ○ |
ルーフサイド間接照明 | × | ○ |
ルーフトリム | × | ○ |
木目調ルーフ | × | ○ |
バックドアトリムボード | × | ○ |
木目調フロア | × | ○ |
マイルーム折り畳みベッド | × | ○ |
マイルーム跳ね上げベッド | × | △ |
スライドテーブル | × | ○ |
サイドボックス | × | ○ |
AC100V出力コンセント | × | ○ |
12V電源ソケット | × | ○ |
ポータブル電源 | × | △ |
100V外部入力システム | × | ○ |
マルチセンターコンソール | ○ | ○ |
フロントマップランプ | ○ | ○ |
メッキグリル | ○ | ○ |
両側オートクロージャー | ○ | ○ |
助手席ワンタッチオートスライドドア | △ | △ |
エマージェンシーブレーキ | ○ | ○ |
フロントバックソナー | ○ | ○ |
両側SRSエアバック | ○ | ○ |
GPGXはグランドプレミアムGXの略でマイルームはキャラバンマイルーム仕様の略
△はオプション設定可能
×は設定なし
黒の太字はマイルーム仕様のみの設定。
○は、特別仕様車MYROOM Launch edition「ローンチエディション」に標準装備されています。
キャラバンマイルームは、上級グレードのグランドプレミアムGXをベースにしているので、商用車でありながら乗用車テイストな仕上がり。
女性や子供にうれしいUVカットガラスやオートエアコン、リヤヒーターが標準装備。
また、ミニバンからの乗り換えにも優しいフロントバックソナーも標準装備になっています。
キャラバンのような大柄なボディには、ソナーがあると本当に便利です。
木を贅沢に使って細部まで手を入れ、クルマっぽさが消されている木目が基調の車内は、そこがクルマの中であることを忘れさせる仕上がりで、まるでホテルのよう。
スライドテーブルによってダイニングモードやリビングモード、テーブルを外してベッドモードとアレンジが自由自在。
折りたたみベッド仕様が標準で、跳ね上げベッド仕様がオプション設定されています。
セカンドシートはキャンピングカーで使用されているREVOシートを採用。
REVOシートとは
キャラバンマイルームは、セカンドシートにREVOシートが採用されています。
REVOシートの構造としては、無段階調整できるリクライニングギアが内蔵されているため、シートの自由度が高く、前向きや後向きへの展開はもちろん、フルフラットベッドへの展開もできる多機能キャンピングシートです。
そのような構造から、REVOシートはキャンピングカーでは定番のシートで、多くのビルダーで採用しています。
しかしREVOシートは、個人販売には対応しておりません。
つまり業販のみの取り扱いとなりますが、価格は一般的にセカンドシート2脚+レール+工賃で1脚当たり60万円、2脚で120万円以上と言われています。
キャラバンマルチベッド仕様では、荷室部分のみ架装されていますが、キャラバンマイルームしようでは、セカンドシートを含む、そこから後ろ全てが架装となります。
サイドボックスやルーフサイド間接照明と、キャラバンマイルームは天井まで細部に手が入った高いクオリティ。
ポータブル電源オプション
キャラバンマイルームには、ディーラーオプションでポータブル電源の設定があります。
IPB-01Gポータブルバッテリー from LEAFというリーフのバッテリーを再利用し開発したポータブル電源。JVCケンウッドが開発に携わっており、定格600Wの出力(瞬間最大1200W)と、2000回の繰り返し充電が可能。
ポータブル電源をつなげれば、車内で100V出力コンセントが使えるようになります。
とはいえIPB-01Gは定価が170,500円(税込)と高額で、重量が14.4㎏もあるので、社外品でも良いでしょう。
500Wクラスのポータブル電源であれば10万円以下で買えます。
IPB-01G | BN-RB62 | ジャックリー708 | |
容量(Wh) | 633 | 626 | 708 |
定格出力(W) | 600 | 500 | 500 |
最大出力(W) | 1200 | 1000 | 2000 |
AC充電時間(h) | 9.5 | 8.5 | 7.5 |
DC充電時間(h) | 14 | 11 | 14.5 |
サイズ(mm)W/H/D | 370×205×282 | 300×192×193 | 300×192×191 |
重量(Kg) | 14.4 | 6.5 | 6.8 |
AC出力 | 2口 | 2口 | 2口 |
USB出力 | 4口 | 3口 | 3口 |
DC出力 | 1口 | 1口 | 1口 |
JVCケンウッドBN-RB62は、私も使用している500Wクラスのポータブル電源。
ジャックリーポータブル電源708でも十分に代用可能です。
キャラバンマルチベッド仕様との比較
キャラバンマルチベッド仕様の価格表
グレード | 価格(円) |
プレミアムGX ガソリン2WDマルチベッド仕様 | 3,653,100 |
プレミアムGX ディーゼル2WDマルチベッド仕様 | 4,320,800 |
グランドプレミアムGX ガソリン2WDマルチベッド仕様 | 3,850,000 |
グランドプレミアムGX ディーゼル2WDマルチベッド仕様 | 4,517,700 |
プレミアムGX ディーゼル4WDマルチベッド仕様 | 4,623,300 |
グランドプレミアムGX ディーゼル4WDマルチベッド仕様 | 4,820,200 |
キャラバンマルチベッド仕様の魅力は何といっても、金額がリーズナブルなところ。
正に簡易キャンパーの入門用にピッタリです。
簡易キャンパーが360万円台から選択が可能!
グレード | 価格(円) |
グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD 5人乗り | 3,331,900 |
グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WD マルチベッド仕様 | 3,850,000 |
差額 | ▲ 518,100 |
キャラバンマルチベッド仕様の架装は荷室部分のみとなり、標準車プラス50万円で、床張りとベッドキットが付いてきます。
キャラバンマイルームの価格を見た後では、キャラバンマルチベッド仕様の価格は、かなりお買い得に感じます。
もちろんキャラバンマルチベッド仕様も跳ね上げベッド仕様です!
グレード | 価格(円) |
グランドプレミアムGX 2Lガソリン2WDマルチベッド仕様 | 3,850,000 |
キャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様2Lガソリン2WD | 6,134,700 |
差額 | ▲ 2,284,700 |
同グレードで比較するとキャラバンマルチベッド仕様とキャラバンマイルーム跳ね上げベッド仕様の価格差は約230万円にもなります。
どちらも「同ジャンル」4ナンバーの簡易キャンパー仕様。
キャラバンマイルームのベッド寸法比較
キャラバンマルチベッド仕様とキャラバンマイルームのベッド寸法の比較。
ベッド寸法 | マルチベッド | 跳ね上げベッド | 折りたたみベッド |
ベッド長(単位mm) | 1760 | 2192 | 2228 |
ベッド幅(単位mm) | 1510 | 1204 | 1204 |
ベッド高(単位mm) | 350 | 258 | 258 |
キャラバンマイルームのベッド寸法
- 跳ね上げベッド仕様で2192mm
- 折りたたみベッド仕様で2228mm
キャラバンマルチベッド仕様のベッド寸法は1760mmなので、その差は400mm以上。
その理由は、REVOシートにあります。
キャラバンマイルームのベッド寸法は、REVOシートであるセカンドシートをベッド状態にした寸法になるためです。
ベッドがつなげられるため、この広大なベッドスペースが作れることが、キャラバンマイルームの最大の魅力。
キャラバンマイルームでは、ベッド高も258mmと低く抑えられているので、室内高970mmと室内空間に余裕があります。
キャラバンマルチベッド仕様では室内高は925mm程度なので頭上の余裕がありません。
それでも室内空間に50mm程度しかないのには理由があり、キャラバンマイルームのシートは100mm近くの厚みがあり、ソファのようにクッション性があります。
対して、キャラバンマルチベッド仕様のシートの厚みは、50mm程度とクッション性が少なく硬めのベッドとなります。
私はキャラバンマルチベッド仕様に慣れてしまっているので、少ないクッションでも普通に寝られますが、ソファのような厚みがあれば、自宅のようなベッドの寝心地になることでしょう。
寝心地を追求するならキャラバンマイルーム一択です。
シート下に258mmあれば、私が使用している小型の500Wクラスのポータブル電源なら200mm程度なので、シート下に収まります。
持ち運びにやすいポータブル電源【Jackery】まとめ
いかがでしたか?
個人的には私自身がキャラバンマルチベッド仕様のオーナーなので、やはりキャラバンマルチベッド仕様をおススメします。
理由は、キャラバンマイルームは、入門用としては高額すぎるところがあります。
キャラバンマルチベッド仕様を購入したきっかけは
「もしかしたら買えるかも?」
と思えたところが始まりで、それまで所有していたセレナとの価格差がほとんどなかったことが決め手となり購入に至りました。
正直、確かにキャラバンマイルームの内装はセカンドシートから天井、サイドに至るまで全てに手が入っており、クオリティはキャラバンマルチベッド仕様とは比べ物になりません。
価格も600万円以上と、正にキャンピングカーです。
しかし、キャラバンマイルームもキャンピングカー登録はなく、4ナンバー登録車の簡易キャンパー扱い。
それでいて、キャラバンマルチベッド仕様との価格差が230万円もあるのです。
正直言って600万円越えの予算があるなら、キャンピングカーが狙えます。
けど、それが難しいから私は簡易キャンパーを選択しました。
ベース車がグランドプレミアムGXという最上級グレードがベースとなっている事情もありますが、基本的にキャンピングカーでは、架装することが主な目的なのでキャラバンであればベース車はDXを使用しています。
DXグレードのセカンドシートはベンチシートで簡素なので、いかにも安い作りがベースです。
グランドプレミアムGXのセカンドシートであれば、厚みもあって豪華ですがそのシートを取っ払ってREVOシートにしています。
「それでは高くなってしまうのも仕方ないかな・・・」
と思う反面
「これでは買えないかな・・・」
となってしまいます。
とはいえ、キャラバンマイルームはグランドプレミアムGXベースなので、運転席周りの質感も良く、オートエアコンや、助手席もスライドシートになっています。
DXグレードでは固定なので不便、さらにシートの厚さからヘッドレスト一体式と、DXグレードと比較するとグランドプレミアムGXとはクオリティが全然違います。
商用車ではなく、乗用車のような質感を求めるのであれば、グランドプレミアムGXなら間違いありません。
そういった意味では、多少高額になっても贅沢にグランドプレミアムGXをベースとしたことにより、運転席回りも豪華でベッドスペースも豪華と、双方のレベルが高いクオリティを持つキャラバンマイルームを選択すれば、きっと満足することでしょう。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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