私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様。
車中泊を趣味としています。
車中泊では便利な横置き型9Lのコンプレッサー式冷蔵庫。
しかし、家族旅行では9Lでは、お土産を入れたときに容量が足りなくなることもしばしば・・・
キャラバンで車中泊の旅をしているとスペース的な問題で、横置き型冷蔵庫の置き場所に困ることもありました。
そこで、新たに省スペースで設置可能な縦置き型の冷蔵庫の購入を、考えることななったのです。
今回はペルチェ式の縦型14Lという容量の冷蔵庫を、購入したため比較レビューをします。

「車中泊に使える冷蔵庫が欲しい」
「ペルチェ式とコンプレッサー式で悩んでいる」
「縦置き型と横置き型どっちがいいの?」
ペルチェ式とコンプレッサー式の両方の冷蔵庫を購入し、実際に使用した私の感想をレビューします。
是非参考にしてみてください。
非常に有益な記事となることでしょう。
コンプレッサー式とペルチェ式の機能
型式 | EA-CB6 | VS-CB019WH |
品名 | エクセルクールマルチ14L | ベルソス9L |
電源 | 12V専用 | AC100.12V.24V |
コード長さ | DC1.5m | AC2m/DC3.5m |
消費電力 | 温35W/冷40W | 45W |
設定温度 | 温50℃/冷は外気温-20℃ | 20℃からー20℃ |
冷却方式 | ペルチェ式 | コンプレッサー式 |
ベルソスVS-CB019WHは、横置き型のコンプレッサー式の冷蔵庫。
コンプレッサー式冷蔵庫は冷蔵の能力が高く自力でー20℃まで行けるとことが最大のメリット。
冷蔵と冷凍機能に特化した冷蔵冷凍庫なので氷も作れます。

M.H.Lのバッテリー保護モードがあり、クルマのバッテリー保護のため自動で電源を切る機構があります。
- Hはハイレベルの保護機能で12.4V以上の電圧が無いと自動停止します。
- Mは中くらいの保護機能で11.4V以上の電圧が無いと自動停止します。
- Lはローレベルの保護機能で10.9V以上の電圧が無いと自動停止します。
つまりハイレベルでは、作動しないケースがありますのでその際はレベルの調整を行いましょう。
設定の3秒長押しで選択可能。
ハイレベルだとすぐに止まってしまいます→冷えない
使用前にMまたはLに切り替えておきましょう。

対してペルチェ式は、保冷機能と保温機能に特化しています。
コンプレッサー式と大きく違う点は、温かいものを保存できる点にあります。
冬に温かい缶コーヒーを保温して持ち歩くことも可能。
逆に保冷機能に関しては、あくまで保冷であり冷蔵機能はコンプレッサー式に劣ります。
つまり外気温―20℃は、夏の冷凍に関しては論外ということを知っておきましょう。
「すぐに冷やしたい」
「冷凍をしたい」
のであれば、コンプレッサー式一択となります。
サイズの比較
型式 | EA-CB6 | ベルソス9L |
本体サイズmm | 380×270×420 | 420×315×255 |
庫内サイズmm | 240×170×295 | 250×215×175 |
重量 | 3.5kg | 6.2kg |
容量 | 14L | 9L |
サイズは長さ×奥行き×高さ
容量の目安
- ベルソスは500mlのペットボトルが6本
- TerzoのEA-CB6は2Lのペットボトル1本と500mlのペットボトルが5本プラスα入ります。
横置きタイプの欠点は、どうしても場所を取っていまいます。
キャラバンは、思ったよりも狭くこの横置き型冷蔵庫の置き場に困ることもありました。

対して縦置き型冷蔵庫は、占有スペースが小さく済むのに、高さがあるので大容量なのが特徴。
2Lのペットボトルが立てたまま入ります。
これはかなりの魅力。
14Lという容量はかなり庫内に余裕が出来るので、ペットボトルが入った状態でもまだ入ります。
つまり、旅先で購入した野菜や生菓子のような要冷蔵な物を保冷に役立ちます。

そしてコンプレッサー式に比べてペルチェ式は何より軽いのが特徴。
3.5kgはクーラーボックスと変わらない重量でありながら、保冷機能が付いているのが嬉しいですね。
Terzoの14L冷蔵庫EA-CB6は、5Aの予備ヒューズと2年保証が付いています。
コンプレッサー式とペルチェ式の特徴
コンプレッサー式の特徴は、家庭用の冷蔵庫と同じく冷媒フロンガスを使用しています。
コンプレッサー式は、とにかくよく冷えることがメリット、基本的に外気温には左右されません。
氷を作ることも可能。
とにかく冷却能力が高く、常温から-20℃まで条件にもよりますが30分程度で到達します。
デメリットとしてコンプレッサー式は冷媒フロンガスを使用しているので、家庭ごみとしては出せずリサイクル法に基づいた適切な処理が必要となります。
対してペルチェ式の特徴は保温・保冷が目的。
つまり冷蔵機能はありません。
ペルチェ式とは、2種類の半導体を電極でつなぎ電流を流したときに発生する吸熱反応と発熱反応を「ペルチェ効果」といい、ペルチェ素子の熱変換といった化学変化を利用した冷媒で、フロンガス使わないため環境にやさしい冷却方式。
つまり保冷が目的なので、ぬるい物を冷やすことが苦手です。
この、特性を生かした使用方法は、あらかじめ冷えた保冷剤を入れておくことで庫内温度が効率よく下がります。

キャラバンのセカンドシートの隙間は300mmでベルソス9Lが置けません。
そのため、このセカンドシートの足元に、丁度寸法的にあったのがTerzoのEA-CB6の14Lで、縦型なので使い勝手が良く、容量も増えたため家族旅行では重宝します。
家族での旅行でのジュースの取り出しや、お土産入れとしては、もちろん使えますし、狭い車内で車中泊をする際にも、セカンドシートの間に冷蔵庫を置いておけることは、使い勝手的にも良い。

TerzoのEA-CB6保冷庫は上部に冷却ファンが付いているので、エアコンの風が真上からくるキャラバンでは効率よく保冷が可能。
縦型のコンプレッサー式新モデル
型式 | EA-CB6 | D10 |
本体サイズmm | 380×270×420 | 375×262×435 |
庫内サイズmm | 240×170×295 | 235×167×250 |
重量 | 3.5kg | 7.1kg |
容量 | 14L | 10L |
消費電力 | 温35W/冷40W | 28W |
設定温度 | 温50℃/冷は外気温-20℃ | 10℃からー20℃ |
冷却方式 | ペルチェ式 | コンプレッサー式 |
サイズは長さ×奥行き×高さ
EENOURというメーカーのD10冷蔵冷凍も、今回の選択をする上で迷った機種の一つ。
当然D10はコンプレッサー式なので、商品としては間違いない。
家族で2~3泊の車中泊をするのであればD18という18Lモデルも設定があります。
車中泊というより家族旅行で車内にスペースが必要な際、ベルソス9Lはセカンドシートの足元にも入らない、マルチベッド仕様の間に入れるとフタが開けられない等の使い勝手での不満がありました。
また内容量でも、ベルソス9LとD10では内容量がほとんど変わりません。
ちょっとした総菜や生菓子、冷凍もののお土産が、入りきれないケースも多かったので
「10Lは足りなくなりそう・・・」
「でもD18は大きすぎる・・・」

このような考えの元、ペルチェ式ですが今回は14Lの方を選択してみました。
EENOUR冷蔵庫D10も、外寸サイズがペルチェ式の14Lと同じことから、キャラバンのセカンドシート足元に冷蔵庫を置けるのは使い勝手的に非常に便利。
もし、ベルソス9Lの購入前であれば、私もD10を選択したことでしょう。
そして、EENOUR 冷蔵庫D10の最大の特徴は、オプションで別売のバッテリー設定があり、電源が無い所でも冷蔵可能なこと。
消費電力も少ないので電源の無い場所でも、バッテリーのみでMAX10時間の連続運転ができる優れもの。
まとめ
いかがでしたか?
車中泊をするのであれば、冷蔵庫選びは非常に重要。
そのうえでコンプレッサー式かペルチェ式を選ぶかはあなたの使用方法によって決まります。
冷凍、冷蔵に対応できるのは、やはりコンプレッサー式であれば間違いありません。
反対に保温機能や、保冷機能に重点を置くのであればペルチェ式を選択すると良いでしょう。
ただしペルチェ式は冷蔵機能が低く保冷程度だという認識で使わないと
「全然冷えない」
といった感想になりがちです。
クーラーボックスの進化版といった認識で、保冷材等を上手に利用し保冷機能を高めることによって十分に使えます。

このような冷蔵庫は、あって損はありません。
そして、縦置き型か横置き型か迷ったなら、スペースに余裕があるなら横置き型でも良いとは思いますが、個人的に省スペースな縦置き型をおススメします。
車載冷蔵庫の必要性について、車中泊はもとより災害時においても非常に役立つから。
そのような意味で、新モデルのD10コンプレッサー式冷凍冷蔵庫は、100V、12Vの他、バッテリーでも稼働可能で、更にはソーラーパネルにも対応。
災害時の劣悪な衛生面では、冷蔵庫の存在は大きく冷蔵や冷凍することで食材を衛生的に保てます。
また、これらはポータブル電源があれば解決できます。
つまり本体にバッテリー内蔵タイプでない物でも使用可能。
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせで準備しておけば、バッテリー内蔵タイプでなくても稼動させることができるからです。
それこそポータブル電源は100VやUSB、12Vにも対応しているので、様々な製品に応用可能。
例えば炊飯器、ポット、ドライヤー、そして携帯電話の充電とマルチに使えます。

「備えあれば憂いなし」
日頃からバンライフ、車中泊等でアウトドアライフを楽しみつつ、災害への備えを準備しておきましょう。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
持ち運びにやすいポータブル電源【Jackery】
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