「車のちょっとしたキズやヘコミ、どうしよう…」そんな風に考えた経験はありませんか?
駐車時のドアどんキズや狭い道での接触など、予期せぬトラブルで愛車に傷がついてしまうことはよくあります。
しかし、修理費用が高くつくのではないか、保険を使うと等級が下がるのではないかと心配になり、タッチペンで補修したり結局そのままにしてしまう人も多いでしょう。

そんな方におすすめしたいのが、日産の「インテリジェント補償」。
この補償を活用すれば、自己負担を抑えつつ、気になるキズやヘコミを修理することができます。
今回は、私自身が「インテリジェント補償」を使って愛車キャラバンの右リアフェンダーを修理した体験談も交えながら、クイックリペア(軽板金)の魅力についてご紹介します。

日産インテリジェント補償とは?
日産インテリジェント補償は、新車購入時に加入した任意保険に付帯されている補償サービス。
別記事でも紹介しているので、ここでは簡単にご説明します。
日産インテリジェント補償の詳しい内容はこちらの記事で紹介しています
主に以下のような特徴があります。
インテリジェント補償の特徴
- 新車購入時にのみ加入可能
- 小さなキズ・ヘコミの修理費用をサポート
- 自動車保険を使わずに修理可能(等級ダウンなし)
- 修理回数に上限があるが、一定範囲内なら自己負担2,000円で修理可能
具体的には、バンパーやフェンダーの軽いキズ・ヘコミなどが対象となり、規定の範囲内であれば修理費用のうち20,000円まで補償される仕組み。

しかし、注意点があり補償されるのは20,000円ですが自己負担2,000円が発生します。
つまり、この補償を活用することで、ケースにより金額は異なりますが、最安だと自己負担額2,000円でキレイに修理できるということ。
クイックリペア(軽板金)とは?
クイックリペアは、小さなキズやヘコミを短時間で修理する方法。
従来の板金修理と比べて、低コストかつスピーディーに対応できるのが特徴。
日産では「スーパー・スモールリペアサービス」と言います。
2025年現在での日産ディーラーのスーパー・スモールリペア費用
部位 | 10×10cm | (10×10cm)×2 | (10×10cm)×3 | (10×10cm)×4 |
バンパー | 16,500円 | 23,100円 | 28,600円 | 35,200円 |
パネル | – | 34,100円 | 40,700円 | 49,500円 |
パネルのヘコミ | – | 39,600円 | 45,100円 | 53,900円 |
日産インテリジェント補償は2,000円の負担で修理可能なサービスですが、それは補修費用が20,000円以下でのケースのみ。
つまり、20,000円以上では追加の自己負担金が必要となります。
また、スモールリペアサービスは最大7パネルまで対応可能ですが、インテリジェント補償を利用する場合は50,000円以下の補修に限られます。
つまりヘコミの4パネルでは50,000円を超えてしまうので、インテリジェント補償は使えません。

例:バンパーのすり傷10cmの場合(1ブロック)
内容 | 金額 |
リペア代金 | 16,500 |
インテリジェント補償 | ▲ 20,000 |
自己負担 | 2,000 |
支払額 | -1,500 |
支払額は20,000円以下では2,000円の負担のみ
それ以上では、20,0000から自己負担額2,000を差し引いた18,000を負担してもらえます。
クイックリペアのメリット
✅ 短時間で修理可能(最短3時間で完了)
✅ 低コスト(一般的な板金修理より安価)
✅ 仕上がりがキレイ(専門の技術で目立たなくなる)
✅ 保険を使わずに修理できる(インテリジェント補償適用ならケースにより自己負担2,000円のみ)
「大きな板金修理をするほどではないけど、キズが気になる…」そんなときにピッタリな修理方法です。
実際に右リアフェンダーを修理してみた!
実は、私自身もこの補償を活用して修理をしました。
ある日、駐車場で右リアフェンダー見るといつの間にか、小さな擦り傷ができてしまいました。

「修理代がかかるし、このままにしておこうかな…」と悩んでいましたが、車検時に日産ディーラーで相談すると「前回使用から契約年度が更新されているので、インテリジェント補償が使えますよ!」とのこと。
新車から5年間、契約年度ごとに1回使える補償なので最大5回補償を受けることが可能。
修理までの流れは
1.ディーラーに相談(補償の適用可否を確認)
2.見積もり&修理日を決定
3.クイックリペアで修理開始
4.数時間後、修理完了!

修理の工程
1.傷が無くなる所まで削りサフェーサーを吹く

2.色をぼかすため周辺を研磨する

3.色を合わせ塗装し乾燥

4.クリア塗装し乾燥

5.研磨で仕上げ

6.補修完了

結果、たった3時間で作業は完了。
自己負担16,100円でキレイに修理できました!
修理後は、どこを直したのか分からないくらいの仕上がりで大満足です。
代車不要でそのまま乗って帰れるのが嬉しい。
今回のクイックリペア代金(2ブロック)
部位 | 10×10cm | (10×10cm)×2 |
バンパー | 16,500円 | 23,100円 |
パネル | – | 34,100円 |
パネルのヘコミ | – | 39,600円 |
今回、ボディにヘコミは無かったので傷の深さまで削って再塗装という流れ。

パネルに関しては小キズであっても2ブロックからの扱いのみとなります。

また、ヘコミがある場合は1の削った後にパテ盛り作業が追加されます。
サフェーサーは、透けずに色乗りをよくするための下地塗装。
内容 | 金額 |
リペア代金 | 34,100 |
インテリジェント補償 | ▲ 20,000 |
自己負担 | 2,000 |
支払額 | 16,100 |
日産インテリジェント補償では、20,000円を超える修理は20,000までは保証してもらえます。
今回のリペアサービスの代金は34,100円となるので20,000円から自己負担分2,000円を引き18,000が引かれた金額が請求額となり、16,100円の支払いとなります。

インテリジェント補償を活用するメリット
日産インテリジェント補償を使うことで、以下のようなメリットがあります。
✅ 自己負担を抑えられる
補償が適用されれば、修理費用が割安になります。
✅ 自動車保険の等級に影響なし
通常の自動車保険を使うと等級が下がり、翌年の保険料が上がる可能性がありますが、インテリジェント補償はその心配がありません。
✅ 短時間でキレイに修理
クイックリペアなら、最短3時間で修理が完了するので、忙しい方でも利用しやすいです。
✅ 日産正規ディーラーの安心修理
ディーラーでの修理なので、品質や仕上がりの安心感があります。

まとめ
いかがでしたか?
日産インテリジェント補償を利用すれば、小さなキズ・ヘコミをお得に修理できます。
クイックリペアと組み合わせることで、スピーディーかつ低コストで愛車をキレイに保つことが可能。

実際に私も右リアフェンダーの擦り傷を修理しましたが、仕上がりに大満足!
色合わせでは同じキャラバン純正色のKADであっても、経年劣化により微妙に色が変わっています。

そのため微妙な変化に合わせた10種類の中から選択し、色を調合するというキメ細かさは、個人ではできません。
これは特に熟練の感覚が必要で重要な作業。
専用のチェッカーで、どの色を何グラムにするかの割合が分かるそう。
当然、市販のカースプレー缶では、とても真似が出来ないレベル。

もし、ちょっとしたキズやヘコミが気になるなら、ぜひこの補償を活用してみてください。
クルマを預ける必要もなく、待っている間に補修が完了します。
愛車を長くキレイに乗るための、賢い選択肢としておすすめです!
特に新車で購入して、車両感覚に慣れず「バンパーを擦ってしまった」なんて、ありがちなパターン。そんな時に、保険等級のダウンもなく手軽に使えるのでおススメ。
仕上げに使用したポリッシャー(研磨機)は小傷であれば有効で、愛車のキズ消しにあると便利なツールです。
また、快く取材を引き受けて下さった作業担当者の方にも改めてお礼申し上げます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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