日産キャラバンは「商用車」つまりバンですが、乗用車に比べて安全性がどうなのか気になるところですよね?
キャラバンの購入を考えているけど、安全性に疑問があって躊躇していませんか?
「ファミリカーとして使えるの?」
「子供がいるけどチャイルドシートは付くの?」
私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様、ディーラーで購入可能な簡易キャンパーモデルになります。
今回はそんなあなたに対し、現役キャラバン乗りの私がキャラバンの安全性や先進安全装備について深堀して話していきたいと思います。
この記事を読むことによって、キャラバンの商用車に対しての安全に対する本気度が伺えます!
そして、商用車でありながら乗用車に負けない安全装備の数々に驚愕することでしょう。

SAFERY SHIELD
キャラバンはSAFERY SHIELD 「クルマが人を守る」という考え通常運転から衝突後まで車が状況に応じてサポートしてくれます。

つまり危険が顕著化していない状態から衝突後に至るまで幅広く対応できるよう、それぞれの状態において危険察知し最適なバリア機能が働くようにサポートしてくれます。
具体的にどのようなサポートがあるのでしょうか?
グレードやオプション設定により違いがありますが、以下の装備があります。
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運転をサポートする装備
電動格納ドアミラーは非球面ミラータイプを採用小型でも視野を広く保てます。
- オートライトシステム
- 危険を回避
- ABS(アンチロックブレーキシステム)
- EBD(電子制御動力分配システム)
- エマージェンシーブレーキ
- VDC(ビークルダイナミックコントロール)
- 踏み間違い防止アシスト
- インテリジェントアラウンドビューモニター
- LDW(車線逸脱警報)
- ハイビームアシスト
- 標識検知機能
ブレーキアシストはタイヤをロックすることを防ぎます。
ブレーキロックによってコントロール不能になることを防ぎ、障害物を避け安全な状態に戻すことが可能。
エマージェンシーブレーキでは日産はトヨタに先駆け、商用車としては初めて採用しました。

エマージェンシーブレーキはミリ波レーダーによって前方の車両を検知し衝突の危険が高まると警告灯やブザーによってドライバーに回避行動を促します。
万が一減速できない場合は自動的に緊急ブレーキを効かせ衝突を回避、衝突したとしても被害を最小限にしてくれます。
この機能は30km/h以下では衝突回避する能力があります。
ガソリン車が2021年のマイナーチェンジによって、ディーゼル車は2022年にマイナーチェンジしたことによって全車「セーフティサポートカーS(ワイド)」の対象となり、安全装備が大幅にグレードアップ。
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新たに全車標準装備となった「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」はミリ波レーダーとカメラのフュージョン方式となり、クルマだけでなく歩行者も検知可能となりました。

「インテリジェントルームミラー」は荷室の荷物が満載でも車両後方カメラに切り替えることによってクリアな視界を確保。
「インテリジェントアラウンドビューモニター」は真上から見下ろしているかのような映像でスムーズな駐車が可能。

このように2021年以降ではさらに機能を向上させたことによって、前方だけでなく全方位運転支援システムへと進化を遂げました。
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万が一の衝突時に搭乗者の安全確保
キャラバンは「衝突安全ボディを採用」しております。
衝突安全ボディとは正面衝突や側面衝突といった事故の際、衝突による衝撃を和らげる役目や搭乗者の安全を守るように設計されたクルマを指し、メーカーごとに独自の呼称があります。
日産ではこれを「ゾーンボディ」と呼びます。
キャラバンでは強固なビルトインラダーフレームを採用。
高強度安全ボディ(ゾーンボディ)は万が一の衝突の際、衝撃吸収ボディであるクラッシャブルゾーン分部で衝撃を吸収、高強度素材のフレーム構造であるセーフティゾーンでキャビン部分を守り搭乗者の安全を確保。
キャラバンのクラッシャブルゾーンについての詳しい内容は別記事に掲載しています。
ゾーンボディは日産独自ではありますが、1998年10月から日本、欧州で導入されている世界水準での規格であることから日産のゾーンボディは世界トップレベルの衝突安全性を実現させているといえます。
衝撃吸収ゾーンは車体前端部に設けた小さな「クラッシャブルゾーン」ですが効果は絶大で、ドライバーだけでなく事故相手である歩行者についても傷害軽減ボディで衝突時の双方のダメージを最小限化してくれます。

日産では2000年の法改正にあわせて、ゾーンボディ以外の車種は生産が終了しています。
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エアバックとシートベルト
運転席、助手席SRSエアバック2021年のモデルチェンジによってグレードにもよりますが、それまでの運転席だけでなく助手席側エアバックも標準で採用となりました。

エアバックは万が一の避けられない正面衝突事故では最大限威力を発揮します。
運転席、助手席2ステージロードリミッター付プリテンショナーシートベルトも装備。
プレミアムGX以上であれば後部座席は厚みも十分にあり商用車とは思えないクオリティ。
乗用車では標準ですが商用車であるキャラバンでも、上質シートは上級グレードに限りますが後席ELR付き3点式シートベルト(中央のみ2点式)を採用しております。

つまり、チャイルドシートも取り付け可能です。
しかしここで注意が必要です。
乗用車では中央も3点式シートベルトが義務化されているので問題ありませんが、キャラバンは、後席3人掛けではありますが、中央は2点式シートベルトなのでチャイルドシートは両サイドの2名までしか対応できないので注意が必要です。
つまり3人の小さなお子様がいる家庭ではチャイルドシートが3人分は取り付けられないので、商用車キャラバンはおススメ出来ません。
しかし同じキャラバンであっても、乗用モデルを選択するという方法もあります。

まとめ
いかがでしたか?
キャラバンは、下位グレードでは以前の商用車のイメージで、人よりも物を運ぶクルマとして安全面は軽視されがちですが、上級グレードに至っては乗用車と比べても安全面に遜色はありません。

確かに近年の乗用車では側面衝突時に側面上部からから出るエアバック(カーテンエアバック)を採用したモデルも存在しているので厳密に言うと乗用車の方が安全性は高いのは事実です。
とは言え商用車であるにもかかわらずキャラバンは、運転席、助手席エアバックが標準装備されたことで、キッチリ搭乗者を守ってくれます。
安全性の高いゾーンボディや安全サポートが採用されたキャラバンであれば、ファミリーカーとしても使うとも可能。

仕事で使うクルマであれば尚更「自動ブレーキ」は必須ですよね!
そんな装備もハイエースに先駆けて、日産は商用車に初めて自動ブレーキを採用したことは英断です。
仕事では「眠くなってブレーキが遅れてしまった」
「急な人の飛び出しにびっくりした」
そんな経験をされた方も多いと思います。
そして実際に「自動ブレーキのおかげで助かった」
なんて人もいるハズ。
インテリジェントルームミラーも、荷物をたくさん積む商用バンでこそ欲しかった装備です。
そんなキャラバンがあったからこそハイエースは進化し、そしてまたキャラバンも進化していく・・・
そんな商用車の可能性を広げたのは、紛れもなくキャラバンです。
最後までご拝読くださりありがとうございました。
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