車中泊におススメ電源は「ポータブル発電機orポータブル電源」どっちを選ぶ?

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車中泊において車内で家庭用の電気機器が使えることは、車中泊での快適性を飛躍的に高めてくれます。

例えば扇風機を回したり、電気敷毛布で暖を取ったり、また車中飯を作ったり・・・

様々なことに使えます。

あなたは車中泊での電源確保に何を利用されていますか?

持ち運び可能な電源の供給元として、大きく分けると

  • ポータブル発電機
  • ポータブル電源

の2つがあります。

例えば「一泊程度の車中泊がメイン」であれば、私はポータブル電源をおススメします。

ポータブル電源は車内で使える

この記事を読むことによって、発電機とポータブル電源の違いと私がなぜポータブル電源をおススメするのかその理由が分かります。

私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様で、車中泊を趣味としています。

そんな知見に基づき発信しています。

ポータブル発電機とは

ポータブル発電機は持ち運びが容易で、どこへ持っていっても使えるエンジンを利用した便利な非常用電源。

電気の波形について

一口に発電機といっても発電機の電気には種類があり、サイクロンコンバーター方式正弦波インバーター方式があります。

サイクロンコンバーター方式

サイクロンコンバーター方式は電気の波形が荒く主に土木用発電機で、大量の電気を必要とする電動カッターやハツリなどの電動工具に向いています。

サイクロンコンバーター発電機

正弦波インバーター方式

正弦波インバーター方式は、商用電源と同水準の高品質な電気が供給されるシステムの発電機で、主に防災やレジャー向けです。

なぜ、防災やレジャー向けかというと、正弦波インバーターは簡単に言うと家庭用電源と同じ波形を持った電機

つまり最近の電気機器は、ほとんどの機種に基盤が使われコンピューター制御された機器がほとんど。

スマートフォンの充電やパソコンの起動、炊飯器などもコンピューターが入っています。

これらは、波形の荒いサイクロンコンバーター方式には向きません。

正弦波インバーターでないと、電子機器を壊してしまう危険性があります。

ポータブル発電機の燃料

発電機の燃料供給方式には、大きく分けて3種類あります。

  • ガソリンエンジンタイプ
  • カセットガスタイプ
  • プロパンガスタイプ

ガソリンエンジン

ガソリンエンジンの発電機は各メーカーラインナップが一番充実しています。

AC100Vはもちろん機種により大きなタイプでは単相100V・200Vまで対応可能。

しかし200Vまで対応のサイズでは、発電機本体の重量が100㎏を超えてしまうので持ち運びは大変です。

この方式の発電機では、燃料であるガソリンさえあれば、どんな場所でも長時間電気の供給が可能になることがメリット

インバーター発電機

手ごろなのは持ち運びも便利な900WクラスのホンダEU9iJN3がオススメ。

並列コードで2台つなげて1800Wには出来きるEU9iJN1がありますがエントリーシリーズの方が価格もお手頃です。

しかし、ガソリン発電機は常時エンジンがかかっているので、騒音問題や排気ガスが出るデメリットもあります。

常時使用していないと、ガソリンが劣化しキャブレター(気化器)が詰まりエンジンが始動不能になってしまいます。

キャブレター(気化器)

ガソリン発電機は当然ですが、車中泊といった車内では使用できません。

カセットガス

燃料にガソリンではなく、家庭用のカセットガスを使います。

ガソリンスタンドでガソリンを購入する必要がなく、燃料をホームセンターで手軽にカセットガスとして購入できるメリットがあります。

しかし、ガスの特性上10℃以下での低温下では、気化できず始動できないデメリットもあります。

純正カセットガスが必要

カセットガスを使用するといっても、あくまでエンジンなので屋内では使用できません。

特にカセットガスは一酸化炭素濃度が高く、屋内で使用すると一酸化炭素中毒になる可能性もあり危険。

最近ではホンダのEU9iGBで「エネポ低温使用キット」がオプション設定され5℃以下といった低温下においても使用可能になりました。

これには併せて純正部品として設定されたカセットガスで、低温に強いイソブタン配合のカセットガスの併用をおススメしています。

プロパンガスボンベ

燃料にガソリンではなく、プロパンガスボンベを接続して使います。

この方式の発電機では、LPガス容器の接続は有資格者が行う必要があるので、一般向きではありません。

ポータブル電源とは

ポータブル電源は持ち運び可能な大きなバッテリーで「蓄電池」とも言われ、あらかじめ充電しておいた電気を使うものです。

自分で発電して電気を起こす訳ではないので使い切ったら再度、充電が必要となります。

ジャックリーポータブル電源

エンジンを使用しないので排ガスゼロでクリーン。

バッテリー容量や出力もラインナップが豊富にあります。

一般的にAC100VDC12VUSBアダプターが使用できます。

充電方式は3wayでAC100Vシガーソケットソーラーパネル充電に対応。

消費電力と起動電力

ポータブル発電機やポータブル電源の選び方において最も重要なことは「消費電力」です。

つまり、使用したい電気機器がどのくらいの電気を必要とするかを知ることから始まります。

そしてもう一つ、必要な出力を選定するうえで機器の負荷は必ずしも消費電力とはイコールではないということを知っておきましょう。

電気機器には「起動電力」というものが存在します。

例えば人が大きな冷蔵庫を人が押す場合、一番力がかかるのが押し始めです。

電気であってもそれは同じで、特にコンプレッサーやモーターを使った機器がそれに当てはまり、起動電力という余裕が必要

負荷をかけて使う

一般的に消費電力と起動電力がイコールな機器

使用機器消費電力(W)必要な発電量
液晶テレビ125125
電気ポット900900
ホットプレート14001400
消費電力と起動電力が同じ機器

一般的に消費電力に対して起動電力が2倍程度必要な機器

使用機器消費電力(W)必要な発電量
扇風機50100
エアコン12002000
グラインダー13002000
消費電力に対し起動電力が2倍の機器

一般的に消費電力に対して起動電力が3倍~5倍程度必要な機器

使用機器消費電力(W)必要な発電量
小型冷蔵庫100400
冷蔵庫2501000
コンプレッサー5002000
消費電力に対し起動電力が3倍~5倍の機器

消費電力はあくまで目安となる数字で、実際は使用機器の銘板に表示されている消費電力を参考にしてください。

起動電力は使用する電気機器により負荷のかかり方が異なるので、必ずしも大丈夫とはいえません。(実際にマッチングがあります)

どのような条件下で使う?

発電機では注意が必要で、オートキャンプ場などでの使用に関して一定の条件を満たし場所以外では使用は控えましょう。

理由はエンジンをかけないと使えないからです。

しかし、条件を満たした場所での使用や災害時であれば「発電機」は自ら電気を作ることができることが最大のメリット。

ポータブル電源は使い切ったら充電をしないと使えません。

しかし、近年ではソーラーパネルがどのメーカーもオプション設定されており、電気を使い切ったとしても、電源のない場所であってもソーラーパネルで再充電することが可能。

とは言えソーラーパネル充電では10時間以上充電に時間がかかるケースがほとんど、これでは緊急を要す災害時では使えません

災害時ではポータブル電源より発電機の方が、ガソリンを入れれば即、発電となるので実用的で心強いのは確か。

対してポータブル電源は、私も愛用していますが一泊程度の車中泊と割り切るのであれば十分使えます

車内で使えるポータブル電源は車中泊との相性も抜群です。

音の問題や、排ガス問題とは無縁。

Jackeryのポータブル電源

例 ジャックリーポータブル電源のスペック比較

メーカージャックリージャックリージャックリー
モデル名4007081000
重量(㎏)4.16.810.6
容量403Wh708Wh1002Wh
最大出力400W1000W2000W
定格出力200W500W1000W
100V1口2口3口
USB2口2口4口
12V1口1口1口
AC充電時間7.5時間5時間7.5時間
DC12V充電
ジャックリーポータブル電源の比較

私は真ん中の500Wクラスのポータブル電源を、実際の車中泊で使用しています。

定格500Wですが最大1000Wまで対応可能なので、起動電力が数倍必要な機器でも、もともと省電力な機器に限りますが使えます。

6.8kgと、とにかく小型で軽量なので持ち運びも楽。

例、コンプレッサー方式の冷蔵庫等

500Wクラスで使えるコンプレッサー式冷蔵庫あります

このように500Wクラスのポータブル電源では、省電力の電気機器を探す必要性があり。

ポータブル電源の使用時間

500Wクラスのポータブル電源で使用できる時間の目安

使用器具消費電力使用可能時間又は回数
ランタン12kwh36時間
扇風機30kwh14時間
小型冷蔵庫39Wkwh11時間
ノートPC50kwh8時間
電気敷毛布60kwh7時間
炊飯器200kwh2回使用
電動工具等500kwh50分
500Wクラスのポータブル電源の使用時間目安

単純に1000Wクラスのポータブル電源では倍の時間使用できますので、1000Wの方が良いのは確か。

ジャックリー1000wクラス

しかし、私は500Wクラスのポータブル電源を愛用しておりますが、たまに配分を間違えて窮地に陥ることもありますが十分使えます。

夏の車中泊は扇風機、冬の車中泊では電気市毛布を使用しています。

電気敷毛布使用時の配分が難しく7時間しか使えないので、夜はなるべく使用せず夜中や朝方に電源を入れたりするコントロールが必要

これは朝の炊飯器でご飯を炊くバッテリー残量を確保する必要があるためです。

おおよそ35%くらいの残量が必要で、この残量を使い省電力の200W炊飯器で、朝ご飯を炊きます。

私も愛用の省電力で2合炊きのおススメ炊飯器。

このほかのアイテムとして、トラベルクッカーやホットサンドメーカーも便利。

このようにポータブル電源さえあれば、とにかく色々な電気機器が使えるのが嬉しい。

まとめ

いかがでしたか?

ポータブル発電機はエンジン始動即、電力供給が可能ですが、そのエンジン機という特性上エンジンオイルや燃料のメンテナンス管理が必要となります。

そしてエンジン音による騒音や排ガス問題は避けることができません

つまりポータブル発電機は災害時や屋外といったアウトドアで力を発揮します。

対してータブル電源は車中泊が目的で、一泊程度の車中泊であれば、それに合わせた容量のポータブル電源を準備するだけで十分使えます

排ガスゼロなので当然、燃料の管理も要りませんし、何より車内に持ち込み使用できるメリットが大きい。

車内で電気機器が使えると快適

車内にポータブル電源を載せるだけで、車中泊の快適度が格段に上がります。

高額な走行充電システムも組む必要もありませんので、ポータブル電源は非常にコスパも良いアイテム。

あなたもポータブル電源を使い、快適な車中泊バンライフを始めてみませんか?

最後まで読んで下さりありがとうございました。

アウトドアや防災に活躍!【ポータブル電源】

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