私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様、ディーラーで買える簡易キャンパー。
ディーラーで購入できるメリットは、何といってもメーカーとの距離が近いところにあります。
販売店も全国にあり、車中泊仕様の旅グルマにとっては「困った時に安心」です。
やはりクルマは機械もの「故障」がつきものです。
もしものときの初期不良やクレーム対応も迅速なところが、ディーラー購入のメリット。
そのような保証には「メーカー保証」と「特別保証」の2つがあります。
もしあなたが簡易キャンパーの購入を考えていて、購入先を迷っているのであれば、ビルダーでの購入も並行しつつディーラーでの購入もご検討されてはいかがでしょう?
この記事を読むことによって、キャラバンをディーラーで購入するメリットの理由が分かります。

メーカー保証とは
新車から3年間または6万kmを走行するか、いずれかの早い方までの保証。
メーカー保証は一般保証とも呼ばれ、基本的に消耗品を除くクルマを構成する全ての部品が対象となります。

対象となる保証
バッテリー、エアコン、パワーウィンドウ、ナビゲーションシステム
電装品を含めたほとんどの部品が対象。
特別保証とは
新車から5年間または10万kmを走行するか、いずれかの早い方までの保証。
特別保証の対象となる保証
- エンジン機構
- 動力伝達機構
- ステアリング機構
- 前後アクスル機構
- 電子制御機構
- ブレーキ機構
- 排ガス浄化機構
- 乗員保護装置
- ハイブリット機構
- 燃料電池機構
エンジン機構 シリンダーヘッドやブロック、エンジン内部の部品及び冷却装置等、動力伝達機構では、トランスミッションやトルクコンバーター、プロペラシャフト、ドライブシャフトなどの伝達装置等
ステアリング機構 ステアリングホイールやメインシャフト、パワステ機構等
前後アクスル機構 サスペンションアーム、スタビライザー、ショック、スプリング、アクスルシャフト等
電子制御機構 エンジンコンピューター、ICレギュレター、イグナイター、サスペンションコントローラー等
ブレーキ機構 マスターシリンダー、ブレーキキャリパー、ブレーキブースター、ABS等
排ガス浄化機構 エアスイッチングバルブ、触媒コンバーター等
乗員保護装置 シートベルトやSRSエアバック装置等
ハイブリット機構 ハイブリッド車に限定されますが、コンバーターやジェネレーター、ハイブリッドコントロールコンピューター等
保証継承とは
中古車販売店のトラブルでありがちなケースですが、先に説明しましたメーカー保証や特別保証を引き継げる手続きになります。
高年式の中古車であれば、新車登録の年月日から3年、若しくは5年間の保証が残っていますが、ディーラーで保証継承の手続きをしないと保証の引継ぎが出来ません。

クルマの所有者が変更になった時も、同様の手続きが必要になります。
ディーラー系列の中古車販売店であれば、自動的にこの手続きをしてくれるので必要ありませんが、民間の中古車販売店などで購入した際は必ず手続きを行いましょう。
例えば、中古車販売店で独自の保証を有料で付けて販売するケースもありますが、保証継承の方が、よっぽど安上がり。
保証継承はディーラーで法定12ヶ月点検を実施することが条件となり、点検費用が15,000円から30,000円ほど費用が掛かりますが、保証が残っているなら保証継承した方が絶対得です!
保証継承時にディーラーで最新プログラムにアップデートされ、本人も気づいていないような不具合でも、保証箇所があれば無償修理してくれるので安心。

ディーラーではメーカーに請求できるので、客としてもメーカーとしてもお互い良いのです。
特に5年目は最後の保証のチャンスなので、必ず法定12ヶ月点検を受けましょう。
もし、中古車販売店で購入したクルマのエンジンがダメになったとして、独自の保証でどこまで修理できるのか疑問です。
場合によっては一部負担を求められたり、保証対象外で高額請求されてトラブルになりかねません。
その点メーカー保証であれば、保証対象となり無償修理で全て行ってくれるので安心です。
保証修理実例
私も愛車はキャラバンマルチベッド仕様、ディーラーで購入したので普段からディーラーで点検整備を受けています。

今回は車検時に寒い冬の朝、ベルトの鳴きが気になることを伝えると
ディーラー整備士:「分かりました。見ておきますね!」
と気軽に返事をしてくれました。
点検の結果は
ディーラー整備士:「E26キャラバンは、ベルトの張り調整にオートテンショナーを使っているので、調整はできません」
そのため保証修理、つまり無償で「テンショナー」と「ベルト」の交換をして頂きました。
このような柔軟な対応が可能なのもディーラーならでは
「素早い対応で安心ですね」
良心的な中古車販売店ではきちんと見てくれるかもしれませんが、ベルト鳴き程度の異音では一般的に
「様子を見て下さい」
で済まされそう。
これでは不安は消えません。
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まとめ
いかがでしたか?
中古車販売店での購入なら、やはりディーラー系列の方が安心です。

しかし保証継承の知識があれば、たとえ民間の中古車販売店で購入したとしてもきちんと手続きを踏めば安心して乗ることが出来ますね!
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タイミングとしては商用車では新車2年目で初回車検、以降毎年車検となりますが、分かりやすく説明すると、乗用車であれば
- メーカー保証が3年目の初回車検のタイミング
- 特別保証が乗用車であれば2回目の車検タイミング
となります。
クルマは命を預けるもの。
そのような意味で、安心して乗り続けられるよう法定点検は重要。

新車であっても中古車であってもメーカー保証を上手に活用し、長く愛車と付き合っていきましょう。
ご拝読ありがとうございました。
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