DIYやプロの造園業者にとってチェンソーは欠かせません。
近年ではエンジンチェンソーに代わりバッテリーチェンソーの需要が高まっています。
理由はエンジンチェンソーに比べ音が「静か」だからということが一番の理由。
また、2サイクルオイルによるガソリンとの混合燃料を作る手間が無くなるメリットもあります。
趣味のDIYであっても近所が住宅街では、チェンソーの音はあまり好ましくありません。
ハスクT535iXPチェンソーはバッテリーチェンソーシリーズの中にあって35ccクラスのパワーを誇るプロ機モデル。
「ハスクT535iXPにカービングバーを取り付けたい!」
「そもそもT535iXPにカービングバーは取り付け可能なのか?」
「T525用の10インチカービングバーが付きそう」
そのような疑問を持つあなたへ、結論から申し上げますとT535iXPにカービングバーの取り付けは可能。
しかし注意点があるので詳しくご説明します。

また、バッテリーと充電器のセット購入に関して、最適な組み合わせを伝授いたします。
「趣味で手軽にチェンソーアートをしてみたい」
または
「T535iXPにカービングバーを取り付けたい」
と考えているあなたにとって有益な内容となることでしょう。
T535iXPのスペック比較
価格の表記は全て税抜きの表記となります。
| 型式 | T535iXP/SP11G | T535iXPS/P21G |
| 製品品番 | 97071717410 | 970716412 |
| 税別小売価格(円) | 68,000 | 69,000 |
| モーター | DCブラシレス | DCブラシレス |
| バー長(cm) | 25 | 30 |
| スプロケット(ピッチ) | 1/4 | 325 |
| ゲージ(㎜) | 1.1 | 1.1 |
| チェンコマ数 | 60 | 51 |
| 質量(kg) | 2.4 | 2.4 |
| チェンスピード(m/s) | 20/15 | 20/15 |
2026年7月現在の価格。
実はこの2つのモデルには大きな違いがあり、スプロケットのピッチが異なります。
10インチつまり、25cm仕様は1/4ピッチ。
対して12インチつまり、30cm仕様は325ピッチになります。
SP11G仕様は標準で1/4仕様があり、先端先細のスプロケットノーズバーで1.1㎜ゲージなのでこれでも十分では?
と思う方もいらっしゃることでしょう。
しかし「こだわり」がありH00(25AP)-60を付けたいのであればカービングバーを付ける他ありません。
これはエンジンモデルのフィーリングや、H00(25AP)ソーチェンの使いまわしが可能という利点もあるため。
互換性のあるカービングバーは?
T525というエンジンチェンソーモデルには10インチのカービングが標準装備されています。
これは互換性がありT535iXPにも装着可能。
| カービングバー | T535iXP/SP11G |
| バー品番 | 587394460 |
| 税別小売価格(円) | 10,590 |
| バー長(cm) | 25 |
| スプロケット(ピッチ) | 1/4 |
| ゲージ(㎜) | 1.3 |
| チェンコマ数 | 60 |
しかし単純にSP21Gの25cm仕様であれば1/4ピッチなので「バーとソーチェン交換だけで大丈夫・・・」と考えてしまうかもしれません。

カタログ上では「互換無し」ですが、実際の公式サイトでは「互換有り」として検索も可能。

しかしここに落とし穴があり、実はバー交換とソーチェン交換だけでは付けることはできないのです。
取り付けには要スプロケット交換
もちろんガイドバーのゲージ、つまり溝幅が変わることによってSP11GチェンからH00(25AP)ソーチェンへのチェン交換も必要となりますが、問題はそれだけではありません。
スプロケットが標準では1/4仕様であっても9枚となりますが、これがネックとなりチェン長が足りなくなり付けることができないのです。
| スプロケット互換 | T535iXP/SP11G |
| 8枚スプロケット | 579534501 |
| 税別小売価格(円) | 2,570 |
対策としてオプション部品で【8枚スプロケット】設定がありますが、実はこの情報は【どこにも明記されて】おりませんしパーツリストを見ても判断が付きません。
(今後インターネット等に掲載される可能性はあり)

標準のスプロケットより一回り小さく、9枚→8枚スプロケットになることにより加速とトルクが上がります。

H00つまり25AP-60チェンは1.3㎜ゲージでありそれまでの1.1㎜ゲージに比べ抵抗が大きくなり切削能力が落ちてしまうことから、8枚スプロケットがベストマッチ。
これはハスクのコールセンターの技術専門の部署に調べてもらったことでようやくわかった事実。
つまり、T535iに至ってはSP11GチェンSP21Gチェンを選択したとしても、どちらの仕様もスプロケット、カービングバー、ソーチェンの3セットの交換が必要となります。
選択方法として30cmも使いたいならSP21G仕様。
カービングバーのみと割り切るならSP11G仕様を選択すると良いでしょう。

どちらにしても、標準仕様に戻す際はスプロケット交換が必要となりますが、クリップで止まっているだけなので専用のクリップ外しがあれば5分もあれば出来ちゃいます。
このチューニングは割と有効で、エンジンチェンソーモデルである【こがるミニ】も8枚スプロケットから7枚スプロケットに変更した経緯があります。

回転が落ちにくくなり粘りを増す効果があるため・・・
セット購入のベストな組み合わせは?
| 充電器型式 | QC250 | QC500 |
| 製品品番 | 967970104 | 967091504 |
| 税別小売価格(円) | 10,000 | 22,700 |
| 定格 | 100V | 100V |
| 出力 | 250W | 500W |
| 40-B140X充電時間 | 55分 | 55分 |
| 40-B220X充電時間 | 65分 | 40分 |
| 40-B330X充電時間 | 90分 | 50分 |
セット購入にあたり、様々な組み合わせが選択できるため、どの組み合わせが自分に向いているのかわからない方も多いと思います。
そんなあなたに、充電器の選び方からバッテリーの選択方法まで一気にご紹介。
2026現在QC330充電器は廃番となりQC500にモデルチェンジしました。
理由はQC250と大差がないため・・・
実はこのほかにも、40-C80という鈍足充電器も存在しますがここでは除外します。

QC250とQC500はどちらも急速充電器となりますが、もちろん性能はQC500の方が上ですが選択するバッテリー容量によって選ぶと良いでしょう。
つまり40-B140Xのバッテリーでは実はどちらも充電時間は変わりません。
大容量のバッテリー、40-B220Xや40-B330Xになって初めて差が付いてきます。
ここが充電器選択のポイントとなります。

バッテリーの容量が大きい方はQC500を選ぶと良いでしょう。
反対に40-B140XならQC250でも十分ということなります。
バッテリーの選択について
| リチウムイオンバッテリー | 40-B140X | 40-B220X | 40-B330X |
| 製品品番 | 970607901 | 970607801 | 970607701 |
| 税別小売価格 | 38,000 | 45,000 | 66,000 |
| 質量(kg) | 1.2 | 1.4 | 1.9 |
| 容量(Ah) | 4 | 6 | 9 |
| 電圧(V) | 36 | 36 | 36 |
バッテリーの選択方法として、質量と容量がポイントとなります。

正直T535iXPに質量の大きいバッテリーの選択はおススメできません。
理由は単純に「重くなる」から・・・
容量もポイントですがこれが使用時間に直結します。
つまり容量(Ah)が大きければ大きいほど長時間使えるということ。

しかしこれが手首に負担のかかるトップハンドルソーに対しては、その質量=重さがダイレクトに来るのでマッチングとしては40-B330Xは、おススメしません。
おススメセットと購入金額の目安
セット品で購入した場合の金額の目安についてご紹介。
一番安価なおススメなセットはこちら
| 税別セット目安 | T535iXP/SP11G |
| 本体価格 | 68,000 |
| バッテリー40-B140X | 38,000 |
| 充電器QC250 | 10,000 |
| 合計(円) | 116,000 |
QC250充電器は安価でおススメ
そして40-B140Xの組み合わせが最適
必要にして十分な組み合わせなります。
| 税別セット目安 | T535iXP/SP11G |
| 本体価格 | 68,000 |
| バッテリー40-B220X | 45,000 |
| 充電器QC250 | 10,000 |
| 合計(円) | 123,000 |
少しでも長い時間使いたいのであれば、こちらの組み合わせがおススメ。
バッテリーの容量が上がるのでその分長く使えます。
| 税別セット目安 | T535iXP/SP11G |
| 本体価格 | 68,000 |
| バッテリー40-B220X | 45,000 |
| 充電器QC500 | 22,700 |
| 合計(円) | 135,700 |
充電時間に25分の差が生まれるので、お仕事でお使いなら充電器をQC500にする選択肢もあり。
| 税別セット目安 | T535iXP/SP11G |
| 本体価格 | 68,000 |
| バッテリー40-B330X | 66,000 |
| 充電器QC500 | 22,700 |
| 合計(円) | 156,700 |
「重さなんか関係ない」「充電時間は早ければ早いほどいい」のであればこちらの組み合わせが最強。
40-B330Xのバッテリーを選択したのなら、急速充電器もQC500が良いでしょう。
ただ本当にバッテリーが大きくなるのでボディからはみ出します。
10インチカービングバーのセット価格
10インチカービングバーと8枚スプロケットも含めてのセット価格目安。
| 税別セット目安 | T535iXP/SP11G |
| 本体価格 | 68,000 |
| バッテリー40-B140X | 38,000 |
| 充電器QC250 | 10,000 |
| 8枚スプロケット | 2,570 |
| 10インチカービングバー | 10,590 |
| チェン H00(25AP)-60 | 4,400 |
| 合計(円) | 133,560 |
ソーチェンH00は、ハスクの型式でありオレゴンの25APチェンと同じ規格のものとなります。
つまり25AP-60EJでも互換性があるということ。
入門用であればこちらのセットでの購入がおススメです。
こちらのセットにはカービングバーとスプロケットは含まれておりません。
まとめ
ハスク充電式トップハンドルチェンソーT535iXPは、エンジンに例えると35ccクラスというプロモ使える本格モデル。

それだけにスプロケットバーではなく、25APチェンが使えるカービングバーを付けたいと感じることは自然なことです。
ハスクゼノアにはゼノアブランドのバッテリーチェンソーGi400Tもありますが、こちらはもう一ランク上のクラスT540iXPをベースとしています。

つまりエンジンに例えると40ccクラスになります。
どちらかというとT540iXPのように35cmバー仕様が合う仕様となりますが、SP21Gの10インチスプロケットバーが装着されているモデル。
本体価格も83,400円税別となるので、あまりお買い得とは言えない内容。
個人的にはゼノアブランドで販売するならT535iXPをベースに今回のような25APチェンが標準で付くモデルが望ましいと思います。

理由はエンジンチェンソーもでるである「こがる」が正にこのソーチェンを使用しているので、こがるのバッテリーバージョンとしてなら質量も軽いT535iXPがベストと個人的に感じていますが、あなたはどう思いますか?
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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