私の愛車はキャラバンマルチベッド仕様。
日産のディーラーで購入可能な簡易キャンパー。
このキャラバンを使い、車中泊での旅やDIYを趣味としています。
今回は【車中泊&歴史】という趣味に「どっぷり」と浸ってきたお話し・・・
2025年の三内丸山遺跡に訪れた時のような縄文人の暮らしに触れて感じた「本当の豊かさ」 「縄文時代を感じる旅がしたい。」
そんな気分になり、今回は埼玉県深谷市にある道の駅かわもとで車中泊をし、翌日に富士見市の水子貝塚公園というルートで車中泊旅に行ってきました。
個人的に車中泊旅というと絶景や温泉、グルメが定番ですが、歴史スポットを巡る旅もなかなか面白いものです。
特に今回訪れた水子貝塚公園は、約5500年~6000年前の縄文人の暮らしを身近に感じられる貴重な場所でした。
そして現地を歩きながら、私はあることを考えていました。
「この地に縄文人はいたんだよな・・・」
「便利になった現代人は、本当に幸せになったのだろうか?」
縄文人の暮らしから学べることがあるように感じたのです。
今回は道の駅かわもとでの車中泊体験とともに、水子貝塚公園の魅力、そして縄文人から学ぶ豊かさについてお伝えしたいと思います。
道の駅かわもと
| 名称 | 道の駅 かわもと |
| 所在地 | 埼玉県深谷市長在家1280‐1 |
| TEL | 048-583-3369 |
| 駐車場 | 普通車用59台 障害者用2台 大型車用5台 |
| 売店営業時間 | 9時00分から17時00分 |
| 定休日 | 年末年始 |
今回の旅のスタート地点は埼玉県深谷市にある「道の駅かわもと」。

関越自動車道の花園ICからも近く、国道140号バイパス沿い秩父方面へ向かう際の中継地点として利用する方も多い道の駅。
24時間利用可能なトイレと農産物直売所とそば処の食堂があります。

夜中に到着すると、すでに何台か車中泊らしき車が停まっていました。
私もキャラバンを駐車し、ベッド展開を済ませてひと息つきます。
車中泊歴が長くなると、この瞬間がたまらなく好きになります。
ホテルのチェックインとは違う、自分だけの秘密基地を作るような感覚。
ポータブル電源の残量を確認し、照明を点け、コーヒーを淹れる。

ジャックリーポータブル電源300Dは便利。
たったそれだけですが、不思議と心が落ち着きます。

日常生活では常に時間に追われていますが、車中泊の夜は違い今夜やることは「寝ること」だけ。
それだけで気持ちが軽くなるのです。
そして仮民車中泊・・・
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源車中泊の朝は特別で 翌朝、目を覚ますと車窓から柔らかな朝日が差し込んでいました。
車中泊をしている人なら共感していただけると思いますが、旅先の朝には独特の心地よさがあります。
まだ人が少ない駐車場。

静かな空気。
とは言え駐車場が国道140号バイパス沿いということもあり車の走行音は一晩中聞こえてきましたが慣れない人にとっては【道の駅はなぞの】の方がもう少し静かかも?!

しかし車中泊は家にいる時とは違う時間の流れ方を感じます。
朝ご飯を炊きながら今日の目的地である水子貝塚公園について改めて調べてみました。

小型のポータブル電源でも使える12V直流炊飯器【タケルくん】は便利。
湯沸かしには【ワクヨさん】が便利
話は戻って、水子貝塚公園は約6000年前の縄文集落。
正直なところ、訪れる前まではそこまで大きな規模とは想像していない認識でした。
しかし実際には、その予想を大きく上回る4万平方メートルというという敷地面積だったのです。
水子貝塚公園
朝食後に水子貝塚へ移動。
水子貝塚公園とはどんな場所か?
| 名称 | 富士見市水子貝塚公園 |
| 所在地 | 埼玉県富士見市大字水子2003-1 |
| TEL | 049-251-9686 |
| 資料館・展示館 | 無料 |
| 駐車場 | 48台 |
| 営業時間 | 9時00分から17時00分(4~9月18時) |
| 定休日 | 月曜・年末年始 |
水子貝塚公園は関越自動車道所沢ICより15分の埼玉県富士見市にある国指定史跡。
縄文時代前期から中期にかけて形成された大規模な集落跡として知られています。
当時は 10000年以上前より始まった縄文海進という地球規模の温暖化によって北極や南極の氷が溶け海面が上昇し内陸まで海が広がっていていました。
これを【縄文海進】(じょうもんかいしん)と言います。

5500年~6000年前はその縄文海進がピークの時期であり、今の日本地図とは全く違う光景がそこには広がっていました。
正に台地であるこの貝塚周辺が海岸線で、その後に寒冷化が進み海岸線が下がっていき現在の海岸線に変化していきました。
私が2025年に訪れた青森県の三内丸山遺跡の衰退した原因もこの寒冷化であり、栗やドングリという主食が獲れなくなったことで定住が困難となり大規模集落が衰退した経緯があります。
日本の歴史を考えると、 江戸時代は約400年前 – 鎌倉時代は約800年前 – 邪馬台国は約1800年前 それよりもさらに遥か昔。
そんな時代に実際に人々が生活していた場所ということにロマンを感じます。
現地に到着してまず驚いたのは、公園として整備された素晴らしさでした。
遊歩道は外周が582mもありその中に縄文集落が復元されています。

公園内は緑が多く、開放感があります。
「遺跡」というより「自然公園」という印象。
散歩するだけでも気持ちが良く、家族連れやウォーキングを楽しむ人の姿も多く見られました。
復元された竪穴住居に感動
園内を歩いていると復元された5棟の竪穴住居が見えてきます。

以前も青森で見たことがある形ですが、実物を見ると迫力が違います・・・
中に入れる竪穴住居もあり「そして意外と広い」 というのが最初の感想でした。
縄文人はもっと狭く不便な環境で暮らしていたと思い込んでいたのですが、実際には工夫された住居空間がありました。
雨風をしのぎ、火を囲み、家族で生活する。
現代人と基本的な営みは変わりません。

違うのは便利な家電があるかどうかだけ・・・
そう考えると、人間の本質は6000年前も今もそれほど変わっていないのかもしれません。
なぜ縄文時代に惹かれるのか?
三内丸山遺跡を訪れた時にも感じたことですが、近年は縄文ブーム。
縄文展が開催されれば多くの来場者が集まり、縄文土器や土偶に興味を持つ人も増えています。

なぜ人は縄文時代に惹かれるのでしょうか?
私は週末バンライファーとして、その理由の一つは「現代社会への疲れ」にあると思っています。
私たちは便利な社会に生きています。
しかし同時にそんな便利な社会に疲れてしまうことも・・・
・情報過多
・職場の人間関係
・世界中の紛争
現在は正にストレス社会。
だからこそ、人々はシンプルで平和な時代にロマンを感じるのではないでしょうか?
実際縄文時代は1万年以上続きましたが大きな争いの痕跡はありません。
その後、日本人の神道という精神に結びついていくであろう自然とのつながりがありました。
現代人が失いかけている何かを、縄文人の暮らしの中に見出しているのかもしれません。
車中泊と縄文人の暮らしには共通点がある?
水子貝塚公園を歩きながら、私はふと面白いことに気付きました。
車中泊と縄文人の暮らしには共通点があるのです。
もちろん時代も環境も全く違います。
しかし
・限られた空間で暮らす
・必要な物だけを持つ
・.自然を身近に感じる
・工夫しながら快適さを作る
という部分はよく似ています。
車中泊を始めると、多くの人が「物が少なくても案外困らない」と気付きます。
家では使っているはずの物がなくても、旅先では十分に楽しく過ごせるのです。
フカフカなベッドではなく硬いベッドで雑魚寝・・・

これは非常に興味深い体験。
私たちは必要以上に物を持ち過ぎているのかもしれません。
「足るを知る」という感覚 。
もちろん現代社会において生活に必要なお金は大切で、欠かすことができません。
しかしお金は一定以上になると幸福度は大きく変わらないとも言われています。
縄文人の生活は決して楽ではなかったでしょう。

食料確保も大変だったはず。
それでも大きな争いがなく持続可能な定住生活を送り、一万年以上も平和が続いた縄文文化は、非常に興味深い事実。
私はその背景に 「足るを知る」 という感覚があったのではないかと思います。
・今あるものに感謝する
・仲間との時間を大切にする
・自然と共に生きる
そうした価値観は現代人にも必要なのではないでしょうか?
富士見市立水子貝塚資料館・展示館
水子貝塚資料館も見逃せない 公園内には資料館もあります。
| 名称 | 富士見市立水子貝塚資料館・展示館 |
| 所在地 | 埼玉県富士見市大字水子2003-1 |
| TEL | 049-251-9686 |
| 資料館・展示館 | 無料 |
| 営業時間 | 9時00分から17時00分 |
| 定休日 | 月曜・年末年始 |
ここには資料館と展示館の2つの建物が隣接し、資料館では縄文土器や石器などが展示されており、当時の暮らしをより深く知ることができます。

また展示館では発掘当時の様子がまるごと展示されております。

個人的に縄文土器はその後の時代の土器とは異なり、実用品でありながら美しい模様が施されている点に魅力を感じます。

ただ食事をするためだけなら、そこまで装飾する必要はありません。
それでも縄文人は美しさを求めました。
人は昔から芸術や表現を求める生き物であり、また当時はそのような余裕もある時代だったのです。
そう考えると、現代人である私と遠い祖先である縄文人の距離が少し縮まったような気がしました。
忙しい人ほど訪れてほしい場所・・・

水子貝塚公園を歩いていると、そんな6000年前の時代を感じ不思議と心が静かになります。
当時の人も見ていたであろう広い空や緑豊かな景色。

そして縄文時代と言われる人々の暮らしがここにはあった・・・
普段抱えている悩みが、少し小さく感じられる瞬間があります。
もちろん悩みそのものが消えるわけではありません。
しかし視野が広がるのは確か。
私たちはつい目の前の問題だけを見てしまいます。
ですが6000年という時間軸で考えたとき、人間の悩みも人生もまた大きな歴史の一部なのだと感じます。
まとめ
縄文人から学ぶ本当の豊かさ 今回の旅は、単なる車中泊旅ではありませんでした。
道の駅かわもとで静かな夜を過ごし、水子貝塚公園で縄文人の暮らしに触れる。
その体験を通じて改めて感じたのは「豊かさとは何か?」ということでした。
便利な道具が増えた現代。

しかし心の余裕は減っているかもしれません。
一方で縄文人は、自然と共に生き、人とのつながりを大切にしていました。
もちろん昔の暮らしに戻ることはできません。
けれど縄文人が持っていた価値観から学べることはたくさんあります。
もし次の車中泊旅の行き先に迷っているなら、道の駅かわもとと水子貝塚公園の組み合わせをおすすめします。
歴史好きな方はもちろん「最近ちょっと疲れているな」と感じている方にもきっと心にしみる旅になるはずです。
車中泊の自由さと縄文のロマン。
その両方を味わえる、とても充実した一日でした。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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